この芸術祭はかなりの地元密接型の芸術祭で、なかなか観光客の皆様は行く機会がないかも・・・。でも、台湾の客家文化に興味がある方はもちろん、アート鑑賞に興味がある方にとっては喉から手が出るほどいつか見たい!と思うそんな結構大きめなアートイベントです。
今回は一部ですが、ツアーに参加してきたので、感想とその様子をご紹介します。芸術祭自体は期間限定なんですが、作品はそのまま残されることも多いので、これから来たいと思ってる方にも良い情報となると思います!
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浪漫臺三線藝術季の概要
今年の浪漫臺三線藝術季は、国道3号線(臺三線)で開催されているのですが、北中部の4つのエリアに分かれています。南部では開催されていないので、実は南部の人は全くこのイベントのことを知らない人も多くいるんです。他にもそんなイベントが多く、カルチャーがここまで違うとは引っ越してきて初めて知りました。
バスでしか行けないエリアがほとんどなので、もし巡られる方は、お友達に車やバイクを出してもらうか、シャトルバスやガイドツアーが企画されています。もし個人的にバスで回ろうとするとかなり辺鄙なところもあり徒歩で頑張ったり、乗り継ぎを繰り返す必要が出てきそうです。
見どころ①アート
今回の作品も多数客家文化だけでなく、その土地をテーマにしたものが多くあります。私が見たのは、日本時代に作られた木材加工工場跡地「東勢林業文化園区」内にある木製アートの様々。このフクロウの彫刻は日本人のアーティストが作ったものですよ。
見どころ②デザイン
また、今回は1回目と比べてより生活に入り込んでいます。既存の場所をより地元の方が使いやすく、より役に立つ目的でデザインを取り込む作品がいくつもありました。この写真は、地元の方々が共同洗濯場として利用していた河原。地域のコミュニティーにもなっていた場所で、高齢の方々も多く、腰をかがめたり座ったりするのに使いやすいかたちにリメイクされていました。
見どころ①グルメ
台湾グルメといえば魯肉飯が有名ですが、台湾には客家人や原住民など様々な種族の方々が住んでいます。食文化もかなり違うため、他の民族の方々の独自のグルメを楽しむのもおすすめ。今回のイベントにもテーマにグルメが取り込まれており、各地区に1つずつ運営委員会が選んだ公式コラボレーションレストランが存在しています。私が参加したツアーに組み込まれていたのは「新福飲食店」という老舗レストランで、客家の保存食調味料として有名な梅干菜を使った肉団子を提供されていました。
追加ではなく、地元の方々と作る
今回は様々なアート作品の鑑賞とともに、様々な文化紹介もありました。元々の文化の保存や自然環境の調査保存をされている方々とタッグを組み、より生活やその土地の文化に深く入り込んだ展示が多かったです。
食事の時に運営の偉い方も一緒だったのですが、「1回目と全然違うから楽しみにしててね」と言われて、確かに1回目よりもよりディープに、より生活の中から溢れ出てきた文化を表現されている展示が多くその違いは明らかでした。
アートをただ鑑賞するのではなく、現在の地域が抱える問題やまだ知名度がない魅力を発信していて、何より、説明される方がアーティストではなく、地域ガイドや地元の方々。より地域密着感がすごく感じられました。芸術鑑賞してるのに、途中から川遊びのワークショップに突入したカオスなツアーでした(笑)
今週の締め画像は、作品近くの家で飼われていた犬くん。
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